バルクショップとは?
バルクショップとは、来店客が容器を持参し量り売りで商品を購入できるお店のこと。地球全体で持続可能な社会の実現に向けて取り組む中で、日本でも少しずつ量り売りで商品を販売するお店が増えてきています。
bulkの意味
バルクとは、大きさや容量という意味で。英語由来の言葉で、スペルは bulk となる。日本語、英語とも意味は同じだが、英語では「一括する」「まとめる」といった意味で使われることも多い。ちなみにバルクという言葉は、学問やビジネスなど多くの分野で使われており、その分野によってさまざまなものをバルクと称している。
物流用語としては、在庫品や工業用品などまとめて仕入れられた商品やパーツをバラ売りする際に、バルク品と呼ぶことが多い
もともと「まとめる」という意味を持つbulkは、包装されずに積載される貨物を指すことから転じて「バラもの」を意味します。バルクの対義語には、パッケージ版や正規品などがあります。
バルクショップでお買い物するメリットとは?
江戸時代では、日本酒が樽から量り売りにされ、昭和の日本では醤油・味噌・野菜・豆腐などの日用食料品は量り売りが基本でした。スーパーマーケットが次々とでき、個別包装が普及した近年は見られなくなっていた量り売りが、環境を守るサスティナブルな視点から再注目を浴びています。
バルクショップでお買い物をするメリットは、必要な分だけを購入できるため食材を無駄にしないことです。商品はパッケージなしで販売されるため、過剰包装によるゴミの削減にもつながります。そして、フードロスやゴミ問題の解決策としてだけでなく、包装紙で小分けに販売される商品よりも比較的価格が安いことが多いので、環境にも家計にもやさしいのです。
ゴミを増やさない
私たちの生活の中で、ゴミになることが多いのは何でしょうか?
食事に関わるゴミは、毎日どうしても出てしまいますよね。スーパーの商品は、一部を除いてほとんどがパッケージされ、調理の過程でその包装紙はゴミとして捨てられます。
バルクショップは、食材や日用品のほとんどが過剰な包装を行わずに販売されます。そして、お買い物客が持参したりお店にある容器に、必要な分だけを購入する量り売りスタイルのため包装紙によるゴミがほとんど出ません。
このように、バルクショップはゴミ問題やプラスチックフリーへの貢献など、環境問題を解決する1つの方法として注目されており、私たちが実践していきたいお買い物スタイルでもあります。
食事に関わるゴミは、毎日どうしても出てしまいますよね。スーパーの商品は、一部を除いてほとんどがパッケージされ、調理の過程でその包装紙はゴミとして捨てられます。
バルクショップは、食材や日用品のほとんどが過剰な包装を行わずに販売されます。そして、お買い物客が持参したりお店にある容器に、必要な分だけを購入する量り売りスタイルのため包装紙によるゴミがほとんど出ません。
このように、バルクショップはゴミ問題やプラスチックフリーへの貢献など、環境問題を解決する1つの方法として注目されており、私たちが実践していきたいお買い物スタイルでもあります。
フードロスを減らせる
バルクショップは量り売りを基本とするため、自分が本当に必要な分だけを購入できます。
もともと決められた量で販売されるスーパーでは、「お買い得」「特売」などのフレーズにつられ、必要ないものまで買ってしまうことがありますよね。使い切れなかった場合、その食材は廃棄され最終的にゴミになります。
バルクショップでお買い物することで、食材廃棄の機会を減らし、フードロスの削減を目指すことができます。
もともと決められた量で販売されるスーパーでは、「お買い得」「特売」などのフレーズにつられ、必要ないものまで買ってしまうことがありますよね。使い切れなかった場合、その食材は廃棄され最終的にゴミになります。
バルクショップでお買い物することで、食材廃棄の機会を減らし、フードロスの削減を目指すことができます。
食品ロスを放置すると、大量の食べ物が無駄になるだけでなく、環境悪化や将来的な人口増加による食料危機にも適切に対応できません。食品ロスの削減は、先進国にとっても途上国にとっても、避けて通れない喫緊の課題となっています。
こだわりの食材をお手頃価格で購入できる
バルクショップでは、オーガニックアイテムやその地域で採れた野菜、ワインや日本酒、調味料やお米など、こだわりの食材が揃えられています。商品はパッケージフリーのため、その過程でかかる包装紙の原価や、生産に関わる人件費や機材費などの生産コストが抑えられ、お手頃な価格で購入することができます。
日本にはバルクショップがまだまだ少ないので、スーパーでとバルクショップで購入するものを分け、自身のライフスタイルに合ったお買い物をするのがおすすめです。
日本にはバルクショップがまだまだ少ないので、スーパーでとバルクショップで購入するものを分け、自身のライフスタイルに合ったお買い物をするのがおすすめです。
バルクショップでのお買い物方法
バルクショップでお買い物をする際は、まず空の瓶やタッパー、真空パックなどの容器を持参します。もし容器を準備していない場合でも店内で販売していたり、デポジット方式で購入できるショップが多いので、わからないときは遠慮なく店員さんに聞いてみましょう!
容器を持参すること
nue by Totoya
東京国分寺にある量り売り店「nue by Totoya」さんでは、デポジット容器を置いています。150円を預け、容器を返却すれば全額返却戻ってくるので、エコなお買い物が楽しめます。
また、一度使用した容器を煮沸洗浄して、20円で購入できる「ドネーション瓶」という取り組みも行なっています。バルクショップは、容器がなくてもお買い物をできる工夫がされているので、ぜひトライしてみてください。
また、一度使用した容器を煮沸洗浄して、20円で購入できる「ドネーション瓶」という取り組みも行なっています。バルクショップは、容器がなくてもお買い物をできる工夫がされているので、ぜひトライしてみてください。
nue by Totoya
<HOW TO SHOP>
①空容器をはかる
②重さを記入する
③食材を入れる
④お会計
①空容器をはかる
②重さを記入する
③食材を入れる
④お会計
nue by Totoya
お店によって細かい方法は異なりますが、空容器を持参して欲しい商品を必要な分だけ容器に入れる、というシンプルなシステムです。液体や粉物など、欲しいアイテムによって底の深い瓶や液体用の瓶など適した形状の容器があるので、容器選びも楽しみながらお買い物をしてくださいね!
バルクショップで取り扱うアイテム
nue by Totoya
一般的なスーパーにあるアイテムが厳選されて並んでいるのがバルクショップです。野菜やお米、豆、オートミール、チョコレート、ナッツやドライフルーツ、ワインや日本酒などの飲み物、醤油や味噌、みりん、油などの調味料まで、食品を中心に幅広いアイテムが販売されています。最近では、日用品で使用するアイテムのニーズが増え、重曹や漂白剤などの洗剤類を量り売りで購入する人が増えており、日本でもエコに対する人々の意識が高まっています。
たくさんの商品が陳列されているスーパーに比べると品数は少なくなりますが、1つ1つ食材が厳選されていたり食材を使ったレシピが紹介されていたり、ていねいな空間づくりがされています。
たくさんの商品が陳列されているスーパーに比べると品数は少なくなりますが、1つ1つ食材が厳選されていたり食材を使ったレシピが紹介されていたり、ていねいな空間づくりがされています。
環境と人にやさしいお買い物スタイルを
バルクショップは、環境に配慮したお店づくりを心がけながら、訪れた人がエコに楽しくお買い物ができる空間です。フードロスやゴミ問題など、地球が抱える環境課題の解決策になるバルクショップは、私たちの生活に取り入れたいライフスタイルとして、今後日本でも広まりを見せていくでしょう。私たちもできることからコツコツと、エコな取り組みをしていきたいですね!